私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~
みんなの前で先生に怒られた…。
目立ちたくなかったのに。
弥生君…だっけ?キミのおかげで私は注目の的になっちゃったじゃない。どうしてくれるのよっ。
って、人のせいにしちゃダメだよね。
元はと言えば私が家出るの遅かったせいなんだから。弥生君を責めるのはお門違いってもんだよね。
はぁぁ…人のせいにするなんて私ってダメだなぁ。
予鈴が鳴りホームルームが終わると掃除の時間。それまでは少しの休み時間がある。
予告通り香奈子が後ろを振り返り話しかけてくる。
「で、今日はなんで遅刻?なんかあったの?」
「あ、えっと…朝ぼーっとしてて、気付いたら時間が過ぎてた…。」
「マジか〜。確かにぼーっとしちゃう事あるよね。さっきも災難だったしね〜。」
「え…さっき?」