あの空の下でもう一度。
次の日、私はアキトとまた海に来ていた。



朝、アキトを迎えに家まで行った時、家の中を覗くとダンボールが所々に置いてあった。



アキトはそれを見せないようにそそくさと家から出てきた。



「ねぇねぇあきと!あのダンボールどうしたの?」



私が聞いてもアキトはわかんない、と微笑んでいた。



「そうだ!!あきと!これあげる!!」



私はポケットから青色の石のブレスレットをアキトに渡した。



「え?いいの?」



さっきまで暗かったアキトの表情が少し明るくなった。



私とアキトは手に着けたブレスレットを見せあって笑った。


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