‐部恋。 Round 02‐


『アイツ――…;
 かっこつけやがって。』


健ちゃんはそう言って
私の方を見た。


「 ? 」


私は健ちゃんの視線に
気付いて“なに?”と
口パクで伝えると、


“バカだな!”

健ちゃんは笑いながら
勇介の背中を指差した。


私は吹き出して
頷いたんだ。



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