‐部恋。 Round 02‐


「――…勇介?
 どうした……?
 体調悪いの?」


『……うん。』


弱々しくそう答えて、
うつむき気味に
私の前に立った。



「風邪かなぁ?」


私はそう言いながら
首元に手をあてて
体温を確認した。



すると勇介は
私の肩にもたれるように
私に身をゆだねた。



< 114 / 363 >

この作品をシェア

pagetop