‐部恋。 Round 02‐


――――――――…


私の家まで
いつものルートを
歩いて帰っていた。


「遠回りって
 どこか行くの??」


『ん~――…。

 愛奈んちの近くに
 公園とかないの?』


「公園なら2つくらい
 近くにあるよ?」



『それでは――…、
 公園でゆっくり
 話しませんか?』


そう言って
勇介が手を差し出した。


「……喜んで。」


私は勇介から
差し出された手に
そっと手を重ねた。



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