‐部恋。 Round 02‐
―――――――…
『――…なるほど。
ここが一つ目の公園か。』
ほうほうと頷きながら
まだよく分からない
テンションの勇介。
「一つ目って――…、
もう一つの方も行くの?」
その隣で苦笑いの私。
『―…わっ!
なにあれっ!?』
そんな私をよそに
勇介が公園の中へ
走って行ってしまった。
勇介が向かったのは
公園にある大きな土管。
直径が1mくらいの
大きな土管3本が
三角に重ねられているのだ。