‐部恋。 Round 02‐
『アァ~――…』
土管の中に入って
自分の声を
響かせている勇介。
勇介は時々、
小さな子供みたいなんだ。
傍にいるだけで
落ち着いていられるような
すごく頼もしい勇介…。
傍にいて
守ってあげたくなるような
さみしい目をした勇介…。
色んな一面を
すべて知ってから
付き合ったわけじゃない。
でもどの勇介も
私は大好きなんだ。
守ってほしい、
守ってあげたい。
きっとこの先も
ずっと変わらない。