‐部恋。 Round 02‐
そして私は
ヘラヘラと笑ってる自分に
ハッと気付いて、
勇介の目に訴える。
危ない危ない――…。
あんなに悔しかったのに
いつの間にか
楽しくなってたし;(笑)
『――…ごめん。
そんなに怒ると
思ってなくて。』
勇介が口を開いた。
「―…悔しいじゃん。
あんなに否定してたのに
いつの間にか
許しちゃってて。
でも、実際は
からかわれてたんだよ?」
『――…ごめん。』
「―…うん。いーよ。」
『お前、許すの早。(笑)』
勇介は笑う。