‐部恋。 Round 02‐
『ねぇ、
今日は俺もマネの仕事
手伝うから
ちょっと話に
付き合ってよ♪』
「えっ、
手伝ってくれるんですか?
やった♪お願いします!」
その日は川上先輩が
仕事を手伝って
くれたおかげで
作業もすぐに進んで
ゆっくりと練習を
見れる時間が
久々にできた。
――…
サッカー部のベンチで
練習を二人で見ていると
先輩は微笑んで聞いてきた。
『勇介と
付き合ってんでしょ?』
突然の質問。
「ええ!?
なんで先輩が
知ってるんですか!?」
『なんで先輩が…って、
もう部員たちはみんな
知ってると思うよ?』
「――――……、
ええーっっっ!!?」
私はその場で
立ち上がって叫んだ。