‐部恋。 Round 02‐
ポカンとして
話を聞いていると、
部員達が立ち上がって
『 ごめんなさいっ 』
と、私に頭を下げた。
「ううんっ。
しょうがないよ!
みんながそうやって
一生懸命考えててくれて
すごい嬉しいから。
楽しみに待ってるね。」
私がそう言って
みんなに微笑みかけると
ホッとしたように
肩をなでおろしていた。
――――…
そして部室に帰るとき、
勇介と健ちゃんに
引き止められた。
『愛奈。
今日一緒に
帰りたいんだけど、
昔通ってた
サッカークラブの同窓会が
これからあるんだ;
今日の朝に
急遽決まったみたいで…』