‐部恋。 Round 02‐
『…ちょっと愛奈;
落ち着けって…(笑)』
先輩は笑いをこらえながら
私の腕をひっぱって
座らせるように導いた。
「なんで部員みんなが…?」
『部活に
関係しちゃうでしょ?
愛奈はマネだしさ?
勇介がさっき
みんなに言ってた。』
「…大丈夫なのかなあー;」
『大丈夫だよ。』
先輩は即答で答えた。
『マネと付き合ってる
っていってもさ、
実際ほかと変わらないよ。
今もし誰かが
不満に思ってる奴が
いたとしても、
どっちにしても
知られてしまう
ことなんだよ。
今言っても
後に言っても同じこと。
愛奈は今までどおり、
笑顔で頑張ってれば
それだけで
いいんだって。』