‐部恋。 Round 02‐

―――――…


私は部屋を飛び出して
リビングに向かった。


「ちょ、ちょっと
 話があるんだけど!」


ほんと勢いだな、自分;(笑)


お母さんはお皿洗い中で、
お父さんはテレビ観たまま。


「せめて振り向いてよ~;」

『なにー?
 どうしたの~?』


お母さんは皿洗いをやめて
私の方に振り返った。


「なんて言えばいいか
 分かんないんだけど……。

 彼氏が、できました。」


私がそう言うと
微妙~な空気が一瞬漂った。


ビックリしてる空気というか、
何も言葉が出ないというか、
なんか逃げ出したい空気。



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