‐部恋。 Round 02‐


『お前の評判が
 悪いんじゃね(笑)?』

こういう落ち込むときに
限って勇介はいつも一言多い。

そしてそんな笑えない冗談に
潤ちゃんはケラケラ笑う(笑)。


ほんと、この二人は
似た者同士…(笑)。


『やっぱ長川は一人じゃ不安?』

さすが健ちゃん。
心配してくれてる!


「うーん…。
 一人なのはいつもと
 変わらないし大丈夫だと
 思うけど……、
 部員数増えたら
 仕事はかどるかなって
 ちょっと心配…。」

『そうだよなぁ~…。』


『まぁ、愛奈なら
 大丈夫でしょ!
 あたしもそばで
 応援するから!』

潤ちゃんは笑って
背中をポンと押した。


『ま、まさか…、
 ついに真鍋も
 一緒にマネージャー…――』

『だーかーら!
 あたしはマネージャーには
 絶対ならないって!』


あれ……(笑)。

ちょうど一年前にも
こんなやり取りが
あった気がする――…。


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