‐部恋。 Round 02‐


―――――…


ファミレスに着いて
一息つく。

真正面の席には
当たり前なんだけど、
北山くん。


やっぱり目の前に
座られると
少しくらいは緊張する。



ていうか……
かなり??(笑)


―――…


『なに食べるー?
 めっちゃ腹へった;』


「今日は先輩が
 手伝ってくれたし、
 思った以上に
 疲れてないんだー♪」


『…嫌味かっ!(笑)
 先輩来てたから
 俺なおさら
 頑張ってたのに』



「それ気付いてたよ。
 一段と笑ってて
 楽しそうだったもん。」


『――……。』



「え、なにっ?」


北山くんは黙って
私の顔をジッと見つめる。



< 32 / 363 >

この作品をシェア

pagetop