‐部恋。 Round 02‐
『いや、何でもない。
とりあえず何か頼めよ?』
そう言って
ボタンを勝手に押した。
「え、ちょっと!
まだ決まってないのに!」
『えっとー…、
から揚げ定食ひとつ。』
そして勝手に注文;
『お前はっ?』
「んー、、
たらこスパひとつ…。」
私も渋々注文。
「なんか健ちゃんの苦労が
身にしみるよ…。」
『…なんだよ。』
「いや、何でもない。」
私はさっきの北山くんの
マネをしてごまかすと
ムスッとして
机にうつ伏せた。