‐部恋。 Round 02‐
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その日の部活中、桜井くんについて反省ばかりする私がいた。
桜井くんのプレッシャーになることを私は簡単に話してなかったかな。
笑って聞いていたけど、本当は傷つけてしまったかもしれない。
サッカーを本気でしたくてたまらないのに、一生できない気持ちって…一体どんな気持ち?
一生できないんだよ?
遊び程度になんて出来るはずがないよ。
本当は全力疾走して、たくさんの陽を浴びて、たくさん汗かいて、たくさん笑って、たくさん泣いて…。
そんなサッカーを桜井くんはしたいはずだ。
私は桜井くんの気持ちになって話ができていなかった気がする。
後悔ばかりが私にのしかかっていたんだ。