‐部恋。 Round 02‐


――――――――…


ひと段落終わって(笑)、
私は初恋の話をし始めた。



「タケシ君っていう
 近所の男の子がいてね、
 同じクラスだったんだ。」

『タケシか…。』


「タケシ君は
 すごい悪ガキで、
 毎日からかわれてた。」


『悪ガキなのかよ…;(笑)』



「悪ガキだったけど、
 一緒にいれるのが
 楽しくって。
 いつも遊びに
 誘ってくれてて。
 『まなー。
  あそぼうー』ってね。

 そしてある日、私の家に
 タケシ君がやって来たの。
 けど、あたしは
 留守だったから
 お母さんが
 代わりに謝ると
 何も言わずに走って
 帰っちゃったんだって。」


『お、なんか深い話に
 なってきたな。』



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