‐部恋。 Round 02‐


「だって、
 いざという時は
 やっぱり友達の方が
 いい時ってあるもん。

 あたしは
 友達優先してくれる方が
 なんか嬉しいかな。

 変わってるかも
 しれないけど、
 あたしのことは
 友達の次でいい。

 だから――…
 友達は大事にして?」



すると勇介は
電話越しに小さく笑った。


『……参っちゃうね。
 お前には。』


「え?」



『なんだろ――…?

 相性っていうのかな?
 お互いがうまく
 かみ合って話が
 出来たりするの。

 なんか悔しい。』



< 86 / 363 >

この作品をシェア

pagetop