‐部恋。 Round 02‐
「だって、
いざという時は
やっぱり友達の方が
いい時ってあるもん。
あたしは
友達優先してくれる方が
なんか嬉しいかな。
変わってるかも
しれないけど、
あたしのことは
友達の次でいい。
だから――…
友達は大事にして?」
すると勇介は
電話越しに小さく笑った。
『……参っちゃうね。
お前には。』
「え?」
『なんだろ――…?
相性っていうのかな?
お互いがうまく
かみ合って話が
出来たりするの。
なんか悔しい。』