‐部恋。 Round 02‐



意識がグラウンドに
いっているからか、
真下にいる私達に
気付かない由香さん。



あれ――…。

まずいかも;(笑)



『――…愛奈いないの?』


部室の奥から
メグさんの声がした。



するとメグさんも
ドアの外に出てきて、

すぐに私達の存在に
気付いた。




『――由香;
 すぐそこに
 愛奈いるじゃん。』


それを聞いた由香さんは
メグさんが指差す方を
見下ろした。


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