おいしい話には裏がある
お仕事始めました。
『………は??』
「だーかーらーぁ。昨日話した日給15000円のバイト。明日からだから。」
『いやいや、聞いてるのはその仕事内容よ!もう一回言って!』
「ちゃんと言ってなかった?パパのお友達の瀬戸さんがぎっくり腰やっちゃって、その時右腕ついて骨折もついでにして。入院してたんだけど明日退院なんだって。で、女の子に身の回りのお世話頼みたいらしくって。奥さんいないし、まわり男ばっかりで気が利かないから、ぜひともバイトを雪杏(ゆあん)に頼みたいって。」
淡々と説明をしてくれる我が母ですが。
いやいや、問題はそこじゃない。
瀬戸さんって言ったわよね、今?!
『瀬戸さんって…理一(りいち)くんのことだよね?!』
「そうよ。よく家に来る瀬戸さんよ。雪杏昔からなついてたし、仲良しでしょ。」
だーかーらーぁ。
そんな問題じゃない!
確かに内容きちんと聞かなかった私が悪いかもだけど。
『何、ふっつーにヤクザの家に娘を送り込もうとしとんじゃーっ!!』
私の叫ぶ理由もわかるよね?!
私まだ21歳だよ?
女子大生だよ?
何、男ばっかの危ないところに行かせようとしてるわけ?!
「だーかーらーぁ。昨日話した日給15000円のバイト。明日からだから。」
『いやいや、聞いてるのはその仕事内容よ!もう一回言って!』
「ちゃんと言ってなかった?パパのお友達の瀬戸さんがぎっくり腰やっちゃって、その時右腕ついて骨折もついでにして。入院してたんだけど明日退院なんだって。で、女の子に身の回りのお世話頼みたいらしくって。奥さんいないし、まわり男ばっかりで気が利かないから、ぜひともバイトを雪杏(ゆあん)に頼みたいって。」
淡々と説明をしてくれる我が母ですが。
いやいや、問題はそこじゃない。
瀬戸さんって言ったわよね、今?!
『瀬戸さんって…理一(りいち)くんのことだよね?!』
「そうよ。よく家に来る瀬戸さんよ。雪杏昔からなついてたし、仲良しでしょ。」
だーかーらーぁ。
そんな問題じゃない!
確かに内容きちんと聞かなかった私が悪いかもだけど。
『何、ふっつーにヤクザの家に娘を送り込もうとしとんじゃーっ!!』
私の叫ぶ理由もわかるよね?!
私まだ21歳だよ?
女子大生だよ?
何、男ばっかの危ないところに行かせようとしてるわけ?!
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