おいしい話には裏がある
そのまま二階にあるVIPルームに連れていかれて。

遅れて炎と昴、咲里と美紅が入ってきた。

「みんな、何飲む?」

昴の優しい気遣いは有りがたいのですが。

私は非常に今すぐ帰りたい!

あーくんの目線が怖い。

私からそらしません。

『あーくん?』

思いきって名前を呼んでみる。

「今日はもう帰るって言ってなかったか?」

あ~言ったかも…。

うん、言ったね。

『うん、帰ったんだよ?帰って出てきたの。』

「私が誘ったんですよ。最近、付き合い悪いから。」

咲里が申し訳なさそうに、間に入ってくれる。

「私、中学からの友達で同じ大学の堤咲里と言います。」

「お久しぶりです!雪杏とはまだ友達になって、半年位の美紅です!」

「久しぶり…??」

昴が聞き返す。

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