おいしい話には裏がある
「はいっ!瀬戸さんに一度選んでもらいました!またおねがいしたいですっ。」
元気に言いきった美紅。
時が止まり、空気が固まり、美紅以外誰も動かない。
「…あんた、そんなバカな子だったの?軽すぎ。」
冷めた目で咲里が美紅を見る。
「だって、すっごい噂だったし、誰でも良いって有名だったから。瀬戸さんも炎さんもカッコいいし、気になるじゃん。」
あっけらかんと言って笑う美紅。
『…咲里、帰ろ。』
「了解。美紅~、私達価値観の違いがあるみたい。友達にはなれないから、もう誘わないでー。瀬戸さん、自業自得ですね。もう、あなたが欲しいものは、手に入りませんので、諦めてくださいねー。」
前半は美紅に向けて、後半はあーくんに向けて。
咲里は本職相手に堂々としてた。
なんか…最近話してたことが身近で起きて、頭がついていかない。
まだ半年だけど、友達にそういう子がいて、あーくんとえっちしてた現実。
不特定多数っていうのを、まざまざと見せつけられた感じで複雑。
あーくんと仲良くなれそうだと思ってたのになぁ。
なんか…とってもムカムカする。
あれから別れるまで、何にも言わなかった咲里。
「バイバイ。また月曜日ね。」
それだけ言って、帰っていった。
『うん…バイバイ。』
私もそれだけしか返さなかった。
元気に言いきった美紅。
時が止まり、空気が固まり、美紅以外誰も動かない。
「…あんた、そんなバカな子だったの?軽すぎ。」
冷めた目で咲里が美紅を見る。
「だって、すっごい噂だったし、誰でも良いって有名だったから。瀬戸さんも炎さんもカッコいいし、気になるじゃん。」
あっけらかんと言って笑う美紅。
『…咲里、帰ろ。』
「了解。美紅~、私達価値観の違いがあるみたい。友達にはなれないから、もう誘わないでー。瀬戸さん、自業自得ですね。もう、あなたが欲しいものは、手に入りませんので、諦めてくださいねー。」
前半は美紅に向けて、後半はあーくんに向けて。
咲里は本職相手に堂々としてた。
なんか…最近話してたことが身近で起きて、頭がついていかない。
まだ半年だけど、友達にそういう子がいて、あーくんとえっちしてた現実。
不特定多数っていうのを、まざまざと見せつけられた感じで複雑。
あーくんと仲良くなれそうだと思ってたのになぁ。
なんか…とってもムカムカする。
あれから別れるまで、何にも言わなかった咲里。
「バイバイ。また月曜日ね。」
それだけ言って、帰っていった。
『うん…バイバイ。』
私もそれだけしか返さなかった。