おいしい話には裏がある
『私達、そんなに長くいないし、もっと飲んでくれる人のところにみんな行ったほうがいいんじゃない?』
あまりにもホストさんが集まるから、そんなことを言ってみたんだけど。
「今日、暇だから大丈夫!」
って、みんな解散してくれない。
ホストってこんなに一つのテーブルにいるものなの?
初めてだからよくわからない。
「雪杏ちゃんと咲里ちゃんは大学生~?」
爽やかさんが聞いてくる。
『うん、大学三年。えっと…名前聞いてなかった。』
「ああ、オレは律(りつ)だよ!」
『律ね。』
その時、なんだか空気が変わる気配がして。
入口から黒スーツ軍団が入ってきた。
お客さん達が騒ぎ出す。
あーくんが来た時のルークみたい。
先頭を歩く男の人と目が合う。
『あっ。』
「雪杏ちゃん?」
思わず声がでて、律が不思議そうに私を見る。
「雪杏?!また会えたな。でも、なんでホストクラブなんだ!」
加賀旭日さんが目の前に来て、腕を引っ張るから。
私は彼の胸に飛びこむ形になった。
手で胸をグイグイ押しながら、加賀旭日さんを見上げる。
『だって、律が誘うから~。一時間だけ初体験だよ?』
「そもそもなんでこんなにホストついてんだ?」
『それはわかんない。律に聞いて?』
話を律に振ってみる。
あまりにもホストさんが集まるから、そんなことを言ってみたんだけど。
「今日、暇だから大丈夫!」
って、みんな解散してくれない。
ホストってこんなに一つのテーブルにいるものなの?
初めてだからよくわからない。
「雪杏ちゃんと咲里ちゃんは大学生~?」
爽やかさんが聞いてくる。
『うん、大学三年。えっと…名前聞いてなかった。』
「ああ、オレは律(りつ)だよ!」
『律ね。』
その時、なんだか空気が変わる気配がして。
入口から黒スーツ軍団が入ってきた。
お客さん達が騒ぎ出す。
あーくんが来た時のルークみたい。
先頭を歩く男の人と目が合う。
『あっ。』
「雪杏ちゃん?」
思わず声がでて、律が不思議そうに私を見る。
「雪杏?!また会えたな。でも、なんでホストクラブなんだ!」
加賀旭日さんが目の前に来て、腕を引っ張るから。
私は彼の胸に飛びこむ形になった。
手で胸をグイグイ押しながら、加賀旭日さんを見上げる。
『だって、律が誘うから~。一時間だけ初体験だよ?』
「そもそもなんでこんなにホストついてんだ?」
『それはわかんない。律に聞いて?』
話を律に振ってみる。