おいしい話には裏がある
「ねぇ、雪杏。いつ知り合いになったのよ?」

ずっと黙ってた咲里が質問してきた。

『あ~、最近。轢かれそうになったの。』

「はぁ?!ケガしなかったの?!」

『全く。びっくりして腰抜けた位。』

「もう、本当に危なっかしい!」

咲里が鋭い目で私を見て怒ってる。

いつも心配してくれるから、大好きだなぁ。

『咲里、大好き!』

思ったままを言ってみた。

「雪杏、オレにも言ってみて?」

『ん?何を?』

旭日がすっごい顔を近づけて、お願いしてくるけど何を?

「大好きっていってみてくれ。」

『旭日、大好き?』

必然性がよくわからなくて、語尾が疑問系になっちゃった。

あれ?真っ赤です。

なんか、ほんっとこの人ギャップがすごい。

可愛いなぁ。

『旭日、カッコいいのに可愛いねぇ。』

思ったままを言ってみる。

「雪杏のタイプじゃないか?」

恐る恐る聞いてくるから。

『モロタイプだよ。』

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