おいしい話には裏がある
『あーくん…近いよ。』
「イヤか?」
『恥ずかしいよ。』
満足そうな笑顔を見せるあーくん。
なんでよ。
『もぉ、離れて~!』
あーくんの胸をグイグイ押して、遠ざけようと頑張ってはみたけれど。
逆に腕を引っ張られて、さっきと一緒で抱き締められる。
『あーくん!』
「雪杏の匂い、落ち着く。」
『やだー。変態!』
「変態でもいい。もう少しこのままで。」
『あーくん、疲れてるの?』
弱気な声音が気になって、頬っぺたを両方の手で包んで、顔色をみる。
ん~、顔色悪くはないな。
私の手の上にあーくんの手が重なる。
「雪杏、好きだ。お前が欲しい。離したくない。」
真剣な顔に冗談じゃないことを理解する。
『あーくん…。』
「雪杏はオレがキライか?」
『キライじゃないよ。』
「今はそれだけで充分だ。急がないから、ゆっくりオレのこと考えて欲しい。」
『うん…。』
ドキドキし過ぎてパンクしそう。
私が好きだと思う人は誰…?
あーくん?
それとも旭日?
両方にドキドキしたけど、どっちなんだろう?
「イヤか?」
『恥ずかしいよ。』
満足そうな笑顔を見せるあーくん。
なんでよ。
『もぉ、離れて~!』
あーくんの胸をグイグイ押して、遠ざけようと頑張ってはみたけれど。
逆に腕を引っ張られて、さっきと一緒で抱き締められる。
『あーくん!』
「雪杏の匂い、落ち着く。」
『やだー。変態!』
「変態でもいい。もう少しこのままで。」
『あーくん、疲れてるの?』
弱気な声音が気になって、頬っぺたを両方の手で包んで、顔色をみる。
ん~、顔色悪くはないな。
私の手の上にあーくんの手が重なる。
「雪杏、好きだ。お前が欲しい。離したくない。」
真剣な顔に冗談じゃないことを理解する。
『あーくん…。』
「雪杏はオレがキライか?」
『キライじゃないよ。』
「今はそれだけで充分だ。急がないから、ゆっくりオレのこと考えて欲しい。」
『うん…。』
ドキドキし過ぎてパンクしそう。
私が好きだと思う人は誰…?
あーくん?
それとも旭日?
両方にドキドキしたけど、どっちなんだろう?