魔法使いの素質ナシ?
実技授業
「やっと、待ちに待った実技の授業だ~
今日は何をやるのかな?
ねぇ、早く行こう!」
「ほんと、何をやるんだろうね
やっぱり基礎からかなぁ?
一番乗りで入りに行こう!」
同じ教室にいながらも次の授業に対する
反応は様々であった
授業を楽しみにしていて開始まで
20分あるのに既に場所を移動していった者
ゆっくりとしてから移動しようと考えている者
魔石を没収され教室で自習をしろといわれた者
もちろん、最後に当てはまるのは
結衣と茜である
「皆移動しちゃったね…
自習っていっても課題もないし、
何をやればいいんだろう
2時間もあるし…」
「2時間続けて自習っていうのは
確かにやることに困るかもね
じゃあさぁ、私に歴史を教えてくれない?
結衣、歴史得意でしょ?」
「そんなことでいいなら、
是非私にやらせてください!」
罪滅ぼしのつもりで結衣は茜の先生役を
かってでたのだ