魔法使いの素質ナシ?

「今日はもう、家に帰ろっかなぁ…
お姉ちゃんにコツでも教えてもらおうかな」

もともと、魔力の少ない結愛は30分程度魔法を練習しただけで、バテてしまう…
そのため一度練習をやめて家に戻ることにした。


蔡華学園には寮もあったのだが、全寮制ではなかったため、結愛は寮に入っていなかったのだ。


「どうして、私には素質が無いんだろう…

お母さんだって、お父さんだって結構すごい魔法使いなのに…
お姉ちゃんだけその才能を受け継いで、私はただの落ちこぼれか…」

結愛は思い足取りで家への帰路を歩いていた。
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