如月先輩がかっこよすぎて同居なんてムリです!


「うわぁぁっ
す、すごいです先輩っ!!」



机の上に並べられたごはんがそれはもう凄かった



「シェ、シェフレベルです…」


「俺もはじめは矢野さんみたいな感じだったけど、一年もしてたらね」



じ、地味に傷つく…



「じゃ、食べよ。矢野さんも座って」


「い、いただきます……っ」


「どーぞ」




ぱくっ



「…」


「お、おいし〜〜っ…」




びっっくりするくらい美味しい…
如月先輩ほんとに完璧人間…



「ありがと」



返事は、やっぱり素っ気ないけど…


「……」

「……」

「あのさ」

「は、はいっ」


「これから一緒に住むわけだし、矢野さんって呼びづらいから下の名前でもいい?」


…えっ
よ、呼び捨てってことだよね??


「あ、全然!全然大丈夫ですっ!」


「じゃ、美憂」







ドキンッ







ーーーーーーー男の子に、呼び捨てされるなんて初めて…


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