如月先輩がかっこよすぎて同居なんてムリです!
side美憂





「うわーっ、やばかったね!靴箱いくまで!!踏みつぶされるかと……みゆ?」




…や、ばい
あの人、めちゃくちゃ美形だった…

髪の毛もクリーム色で、目が透き通ってて、身長が高くて…
漫画に出てくる人みたいだった…すっごくモテてそう…

ネクタイの色違ったし、先輩だよね?



「……みーゆっ!!」


「へっ!?」


「もー、またボーッとしてる(笑)3組ついたよっ!」


あ、ほんとだ…

1-3…


「さすがのあたしでも最初は緊張する(笑)…みゆ、入るよ?」


「う、うんっ」





ガラッ





うわぁ
知らない人ばっかり……って当たり前だけど…


……?



え…なんか…



「……み、美憂、なんかあたしたち見られてない?」


ボソッとりっちゃんが言った


「う、うん…私もおもった…」



でも新しいクラスに入るときって普通によくみられるもんね





『やばくね?あの2人』

『おれ、あのちっちゃい髪ながくて ふわふわした女の子すげータイプ』

『えー、どっちもすげー可愛いけど、俺はどちらかと言うともう1人の気ぃ強そうな方かな』

『いやちっちゃい方だろ』





ーーーーーーーー…
ーーーーー…
ーーー…



「もー校長 話ながすぎ!!あたし寝ちゃった(笑)」


「私も寝ちゃった(笑)」



ここ、校長先生の話 異常に長いところだ…



「もー帰るだけだね、どーする?あたし本屋さん行きたいんだけど、美憂は寄り道とかする?」


寄り道かぁ…


「うーん、今日は荷物の片付けと、如月さんに挨拶しなきゃだし、早く帰るねっ」


「りょーかいっ!じゃ、校門まで一緒にいこっ」


「うんっ」




< 4 / 29 >

この作品をシェア

pagetop