過去消しゴム
チリリン…
静かな店内に、ベルの音が微かに響く。
「すみませーん…。誰か、いませんか?」
中は、意外と普通の店。
売っているものも、至って普通のよう…
だが、よく見ると全ての商品に、不思議な謳い文句がつづられている。
「雑貨屋さん?あっ、文房具も売ってる。」
『未来ペン』
―素敵な未来が描けます―
『現在分度器』
―あなたの"今"の傾きを量ります―
『前世のり』
―大昔の記憶を繋ぎ合わせます―
「なんか面白いかも。」
学校の事など、すっかり忘れ、店の商品とその謳い文句を眺めていると
「…いらっしゃいませ。」
奥から声が聞こえた。
静かな店内に、ベルの音が微かに響く。
「すみませーん…。誰か、いませんか?」
中は、意外と普通の店。
売っているものも、至って普通のよう…
だが、よく見ると全ての商品に、不思議な謳い文句がつづられている。
「雑貨屋さん?あっ、文房具も売ってる。」
『未来ペン』
―素敵な未来が描けます―
『現在分度器』
―あなたの"今"の傾きを量ります―
『前世のり』
―大昔の記憶を繋ぎ合わせます―
「なんか面白いかも。」
学校の事など、すっかり忘れ、店の商品とその謳い文句を眺めていると
「…いらっしゃいませ。」
奥から声が聞こえた。