ワンコ時々オオカミ
大声が聞こえたのか二人が部屋に入って来た。

「どうした?アズいや尊。」

「あっ、いや〜。」

「真琴何してる?」

「見てわかるように尊さんを口説いてるんですよ、椿叔父様この話このまま進めてください。」とニコリと椿に向かって言った。

「そうか、わかった。」

「尊もいいか?」

「あっ、はい。」(本当にいいのか?)

「尊さんこのままドライブでも。」

「エッ?」

「それは無理です。」と叔父貴達の後ろから声がした。

「火室(ヒムロ)?」

「タイムアップです。」

「もうそんな時間?」

「はい。」
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