ワンコ時々オオカミ
「本郷(ホンゴウ)です」ドアの向こうから女性の声が聞こえた。
「ど〜ぞ〜」と真琴が大きな声で言った。
ガチャとドアが開いた。
首から下げている名札には
総務部 本郷 静華
「副社長なんでしょうか?」と梓の方を見て会釈する。
梓もつられて会釈する。
「コーヒーおねがーい」ねだる様に本郷に言った。
「承知しました、それとこれこないだ借りたスーツ」と紙袋を真琴に渡そうとする。
「あっ、いいですよ御前(ゴゼン)着てください」と微笑む。
「それはちょっと丈が少し短いので私には向いていないです」
「そうですか?そのくらい大丈夫ですよー」
「それにバイク通で着る機会がありません」
「ど〜ぞ〜」と真琴が大きな声で言った。
ガチャとドアが開いた。
首から下げている名札には
総務部 本郷 静華
「副社長なんでしょうか?」と梓の方を見て会釈する。
梓もつられて会釈する。
「コーヒーおねがーい」ねだる様に本郷に言った。
「承知しました、それとこれこないだ借りたスーツ」と紙袋を真琴に渡そうとする。
「あっ、いいですよ御前(ゴゼン)着てください」と微笑む。
「それはちょっと丈が少し短いので私には向いていないです」
「そうですか?そのくらい大丈夫ですよー」
「それにバイク通で着る機会がありません」