ワンコ時々オオカミ
「こっ、これでいいですか?」と真琴は顔を真っ赤にして口を拭いた。

「足りない、もう一回」

「えっ?」

「一回も二回も同じだよ」と獲物を捕らえたオオカミのような目つきで真琴をみる。

真琴は逆らえずまだ水を含んで梓に流しこんだ。

梓から離れようとすると梓は真琴の後頭部を抑え、手に持っていたペットボトルを取りテーブルに置いて、ソファに押し倒した。

「姫の唇は気持ちいいね、もう少し触れてていい?」と上から真琴を見つめ返事を待たずに真琴の唇を塞いだ。


「……ん、ッン……」男の人の舌も柔らかいんだ…あたりまえだけど気持ちいい、私ももう少しこのまま…ってダメじゃん


梓は満足したのか真琴から唇をはなし真琴の体をおこし向かい合って正座した。
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