ワンコ時々オオカミ
「ここは『Herb Garden HOTEL』の私専用の部屋です」

「『Herb Garden HOTEL』の姫専用?」と首をかしげる。

「はい、ここのホテルは私のために作ったホテルなので私専用の部屋があるんです」

「へぇ〜でなんで俺ここにいるんだ?」と大きな窓に近ず外の景色を見る。(この高さだときっと夜はビルの明かりで夜景がすごいだろうな〜あっちからはテラスに出れるんだ〜プールもあるぞ自分のためのホテルなんて…やっぱ財力が違うわ〜)

「昨日の記憶ありますか?」

「そうだなぁ〜タクシーの中で抱きしめたあたりまではなんとなく覚えている」と左手を腰におき頭をポリポリとかく。

 「そですか、家の住所を聞こうとしたのですが要領得なくて手っ取り早くここに連れて来たんです」


 「それは済まなかった」と真琴に向かって頭を下げる。

 「いいえ」とニコリとする。

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