離婚前提策略婚。【改訂版】
こんな男からでも、そんなことを言われると動揺してしまう自分が憎らしい。
「別に龍成に可愛いと思われる為にやったんじゃないから」
「いい感じの華乃ちゃんですが、一つ大事なことを忘れています」
「は?なにが?忘れてる?」
「ここからは俺が変える」
「え?全然意味わかんないんだけど」
龍成が何を言っているのか理解不能。元からだけど。
「じゃ、行きますよ」
「え。──って、なんで手を繋がないといけないの」
さりげなく流れでしたつもり?また夫婦ごっこ?
「せっかくのデートだから手ぐらい繋がないと」
「なんでだよいらないよ」
「まともなデート、初めてだな。奥さん」
「や、聞いてんの?絶対聞いてないよね」
こんな会話を続けながら龍成が向かった場所は、靴屋さんだった。
「…あ…」
そういえば靴はまだだったな。
「ぶっちゃけ今の華乃の服は好みじゃないけど、センスのいい俺様がその服にも合って、且つ俺好みの靴を探してやる」
「龍成好みの靴じゃなくていいんだけど。そしてその上から目線が超絶うざいんだけど」
「いいから黙って待ってろ。サイズは?」
「…L」
「了解」
「別に龍成に可愛いと思われる為にやったんじゃないから」
「いい感じの華乃ちゃんですが、一つ大事なことを忘れています」
「は?なにが?忘れてる?」
「ここからは俺が変える」
「え?全然意味わかんないんだけど」
龍成が何を言っているのか理解不能。元からだけど。
「じゃ、行きますよ」
「え。──って、なんで手を繋がないといけないの」
さりげなく流れでしたつもり?また夫婦ごっこ?
「せっかくのデートだから手ぐらい繋がないと」
「なんでだよいらないよ」
「まともなデート、初めてだな。奥さん」
「や、聞いてんの?絶対聞いてないよね」
こんな会話を続けながら龍成が向かった場所は、靴屋さんだった。
「…あ…」
そういえば靴はまだだったな。
「ぶっちゃけ今の華乃の服は好みじゃないけど、センスのいい俺様がその服にも合って、且つ俺好みの靴を探してやる」
「龍成好みの靴じゃなくていいんだけど。そしてその上から目線が超絶うざいんだけど」
「いいから黙って待ってろ。サイズは?」
「…L」
「了解」