離婚前提策略婚。【改訂版】
む、無駄?!なんか失礼じゃない?!


「火傷だって怪我は怪我でしょ!なんなのもう!取り越し苦労で悪かったわね!早く好きな所に行きなさいよ!せっかくの休みなんだから!」

「あほか。何の為に俺が来たと思ってんだよ。病院行くぞ」

「は?いらないっての」

「華乃ちゃん?俺がわざわざ自分の時間を削ってまで迎えに来たのに、ふざけたことぬかさないでくれる?」

「だから好きに過ごしたらいいじゃん!わたしはわたしで勝手に帰る…」


ことができないんでした。

高所恐怖症って面倒くさいな!自分で言うのも何ですが!


「いいから行くぞ。こんなことしてたら病院終わるっての」

「だからいいって!市販の薬で治すから!」

「なんでそんな嫌がるんだよ」

「…病院好きじゃないんだもん」

「は?ガキか」

「何と言われても結構。イヤなものはイヤ」


我ながら子供だわ。あはは。笑える。


すると龍成は呆れながら髪をかきあげた。


「だから店長がわざわざ俺に連絡したのか」
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