【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。
なっ...
なっ...!!
「何でそんなことしないといけないんですかっ!!」
「タバコをやめたら口元寂しくなるだろ?
それにやめて欲しいのはお前だ。
ならお前自らを使ってやめさせろ」
零さんの頭からニョキっと悪魔の角が生えてきて、ゲームセンターのゲーム機の音で耳が痛い。
「...どうする朝日?」
ニヤッと口角をあげる悪魔。
やっぱり零さんってドSだ!!
「やっ...やりますよ!
それで零さんと長く...一緒にいられるなら
キスの一つや二つくらい...」
「ほう...じゃあ早速」
「えっ!?」
グイッと勢いよく腕を引っ張られて、連れてこられた場所はプリクラ機。
そしてお金を入れ、零さんが機械を適当に操作して
「おいキスしろ」
「はいーーーー!??」
いやいや、あの流れでなぜそうなった。
キスプリとか上級者向けすぎて初級の私には話にならないよ。
「零さん...頭大丈夫ですか?」
「プリクラってやつは撮った写真が機械に残って店員が見れるらしいぞ?...まあホントかどうかは分からねーが
そう思ったら興奮するだろ?」
いや、しないから!!