【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








「それじゃあ零さん行ってきますね!」


「あぁ。
10時ぐらいに行くから、接客しろよ」


「もちろんです!
お昼は一緒に回りましょうねー!!」


「んっ」


「それじゃあいってきまーす!」




零さんに見送られながら家から出る。


私の学校に零さんが来るなんて...
しかも文化祭一緒に回れるとか嬉しすぎて、すっごく楽しみ!!



そりゃあ直人に会いたくないから行きたくないけど
このワクワクは、その件に関してはまったく別問題。



るんるんとスキップしながら音符を撒き散らす私を
通行人が変な目で見ていた事に気付かず
数分して着く学校。




周りとか見てると、飾り付けが派手すぎて学校が学校じゃないみたいで


静かに自分の教室に入り、いつも遅刻してくる人まで今日は早めに来ているから、皆この日を相当楽しみにしてたんだと思う。







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