【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。
神崎さんにぺこりとお辞儀し、先にNOISEから出ていく零さんの背中についていく。
「また来ていいですか?NOISE」
「俺がいる時な」
「やったー!!」
昼も夜も関係なしに人通りが多い場所で
ぴょんぴょんと跳ねながら喜ぶ私。
それにしても
せっかくの休みなのに、これで帰るなんて勿体ない。
と、なにか行きたい場所を勝手に考えていると
思い出すのは空っぽの冷蔵庫。
「あーーーー!
思い出してよかった!!」
「...お前さっきから1人でうるせーな」
「そんな冷たいこと言わないでください!
緊急です!今日のご飯のために買い物行きましょう!!」