【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。
「って...零さん褒めてどうすんのよ!
花ちゃんもしかして今まで結構告白とかされてた!?」
恋愛話に噛みついてくる私に、花ちゃんは赤い顔でゆっくりと頷いた。
そしてその頷きに、なぜかショックを受けてしまう。
私の知らない間に...花ちゃんが告白されていたなんて...
しかもその告白を友達に自慢げに話さないところがモテ女の鏡だと思った。
「付き合おうとは思わなかったの?」
「...うん、付き合うなら本当に好きになった人がいい」
「は...花ちゃん可愛い!!」
ギュッと突然花ちゃんを抱きしめる私。
こんな子がモテない方がおかしいもんね!
私も男だったら惚れてたかもしれない!!
「おい、そろそろ休み時間終わるぞ
教室戻ろうぜ」
「あっうん!花ちゃんも行こ!!」
「うん!」