【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。
何も考えずに花ちゃんを泊まらせようとした私は
なにか一つ、大事な事を思い出した。
お茶で一息ついている花ちゃんの横顔を見る。
「は...花ちゃん」
「ん?どうしたの朝日ちゃん」
「あの...実はスーパーで私と一緒にいた人覚えてる?」
「あっ!朝日ちゃんの彼氏...確か零さん?だっけ?」
「そう!...実は私...零さんと一緒に暮らしてるの...」
「えっ...えっ...ええええええええええええええ!?」
突然の爆弾発言に、花ちゃんの大きな声が家中に響き渡る。
今まで友達として長い間付き合ってきたけど
こんな大きな声をだす花ちゃん、初めて見た
ていうか耳痛い...。
「なっ...なんでそんな大事な事早く言わないの!?
私邪魔だしやっぱり帰るよ!!」
「いやいや!!大丈夫だよ帰らなくて!
泊まってて最初に言ったの私だし...」
「でも...」