その唇で甘いキスをして…
アタシはハルさんが嫌がることはしたく無い。
でもカオルは荒れてく一方だった。
それでも我慢していたら
営業終了後にカオルがふらりとやってきた。
「助けてよ。」
カオルが縋るとアタシは放っておけなくなる。
「どうしたらいい?」
「抱きしめて。」
「ここでは出来ない。」
「ハルキさんが来るから?」
アタシが頷くと
「事務所で待ってる。」
と店を出てった。
それでもアタシはカオルの事務所には行けなかった、
ハルさんを悲しませることはしたくない。
カオルに電話をかけ、
「ごめんね。そこには行かない。」
と言った。
店のシャッターを閉めて帰ろうとすると
カオルが息を切らして走ってきた。
「来いよ。前は抱きしめてくれたろ?」
カオルがアタシの腕を掴んでアタシは逃げられなくなる。
「友達だろ?
抱きしめるくらい出来るだろ?
ジュンじゃなきゃダメなんだ。」
アタシは泣いていた。
泣くつもりなんか無いのにどうにも出来なくて…
カオルのためにもう何もしてあげられない。
「わかったよ。もういい。」
カオルはまるで子供みたいだ。
カオルはアタシの手を離して
背を向けた。
その背中があんまり寂しくて
アタシは堪えられなくて
後ろからカオルを抱きしめた。
その姿をハルさんが見てたとも知らないで…
でもカオルは荒れてく一方だった。
それでも我慢していたら
営業終了後にカオルがふらりとやってきた。
「助けてよ。」
カオルが縋るとアタシは放っておけなくなる。
「どうしたらいい?」
「抱きしめて。」
「ここでは出来ない。」
「ハルキさんが来るから?」
アタシが頷くと
「事務所で待ってる。」
と店を出てった。
それでもアタシはカオルの事務所には行けなかった、
ハルさんを悲しませることはしたくない。
カオルに電話をかけ、
「ごめんね。そこには行かない。」
と言った。
店のシャッターを閉めて帰ろうとすると
カオルが息を切らして走ってきた。
「来いよ。前は抱きしめてくれたろ?」
カオルがアタシの腕を掴んでアタシは逃げられなくなる。
「友達だろ?
抱きしめるくらい出来るだろ?
ジュンじゃなきゃダメなんだ。」
アタシは泣いていた。
泣くつもりなんか無いのにどうにも出来なくて…
カオルのためにもう何もしてあげられない。
「わかったよ。もういい。」
カオルはまるで子供みたいだ。
カオルはアタシの手を離して
背を向けた。
その背中があんまり寂しくて
アタシは堪えられなくて
後ろからカオルを抱きしめた。
その姿をハルさんが見てたとも知らないで…