その唇で甘いキスをして…
明け方ハルさんが部屋に戻ってきた。

お酒の匂いがして目を開けると
ハルさんがアタシに覆い被さって来た。

「ジュン、俺が欲しいか?」

アタシはハルさんの機嫌を損ねない様に頷いた。

「だったら欲しいって言え。」

「ハルさん…少し飲み過ぎだよ。」

アタシがハルさんのネクタイを緩めて外そうとすると
ハルさんはアタシの手を掴んで
そのネクタイでアタシの両手首を縛る。

「お仕置きしないとな。」

ハルさんはそのままアタシの身体を愛する。

乱暴な言葉とは裏腹に
あんまり優しくアタシの身体にキスをするから
アタシは切なくて堪らなくなる。

「ハルさん…ごめん。

許して…ハルさんの好きにしていいから。」

ハルさんはアタシの頰を優しく撫でると

「愛してるんだ。

お前を誰にもやりたくない。」

そう言ってアタシの耳にキスした。

アタシの身体がピクンと跳ねて
ハルさんは何度もその場所を攻める。

自由が利かない手がもどかしくて
アタシはいつもより敏感になった。

ハルさんの舌に翻弄されて
恥ずかしいほど声をあげた。


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