キミといた日々 。



私は踵を返して歩き、気付くと屋上にいた。



部屋の前にいた人が誰か、後ろ姿でわかった。


大好きなあの背中を忘れるはずない。


あんなにも、会いたかったはずなのに。



会いたいけど、会いたくなくて…





ケータイを開くと、
待ち受け画面は、あの頃のままで。



カメラロールの中も、
消せなかった和真との思い出で、あふれてる。



2人見つめ合って笑ってる写真も、


ふざけて変顔して撮った写真も、


キスしながら撮った写真も、



すべてが、あの頃のままだった。
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