キミといた日々 。



「和真のこと好きじゃないなんて嘘。

ほかに好きな人出来たってのも嘘。

別れたい…ってのも…嘘。」



話してて泣きそうになる。

けど、涙こらえて話す。



『じゃあ…なんであんなこと言ったんだよ、』


もう一つ大きく息を吸った。


「あと、病気じゃないってのも嘘。」


『…えっ…やっぱり病気…?』




…わたし…

死ぬかもしれないの。



そんなこと言えない……


そう思って、黙ってると…




懐かしい、大好きな匂いに後ろから包まれた。


『…全部話して?』


和真の優しい声に目に涙が溜まっていくのがわかる。
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