キミといた日々 。
『お願いした!!』
ニコッと笑う和真に少し救われた。
和真と手を離して手術室に入るのが怖かったから。
そんなとこまで、気づいててくれてたんだ…
和真の優しさで、少し恐怖が和らいだ。
術衣を着た和真と手を繋ぎ、
看護師さんにストレッチャーを押され手術室に入った。
麻酔の流れてくる酸素マスクをつけられ、
しばらくすると麻酔が効いてきて意識がなくなると聞かされた。
和真と手を繋いだままいると、
しばらくして意識が朦朧としてきて…
意識を手放した。