キミといた日々 。
目が覚めると、病室のベットの上だった。
まだ意識も朦朧とし、
今度は、酸素の流れてくる酸素マスクをつけられていた。
「 か……ずま……」
手術も終わったあとで、
精神的に不安になっていたのか
和真の姿が見えないことに不安と悲しみが襲ってきた。
涙がこぼれて、
重力に従って耳の方へ流れていくと…
病室のドアが開いた。
まだ完璧に麻酔が切れていなくて、
思うように動かないながらも、首をゆっくりとドアの方へ向けた。