キミといた日々 。
あぁ、神様はなんて意地悪なんだろ。
わたしと和真を引き離しただけだったら、気が済まないの…
まだわたしに、もっと苦しめと。
淡々と説明する主治医の話は、
そこまでしか聞こえてこなかった。
《急なことで、すぐには決められないでしょうから、
とりあえず今日はここまでで。
また、日を置いてお話しますから。
今日は、もう部屋に帰ってゆっくり
休んでいてくださいね。》
そう言われ、診察室を出た。
ぼーっとした頭で、自分の部屋に戻ると…
部屋の前で立ち止まっている1人の姿を見つけた。