嫌よ嫌よも好きのうち?
間宮は私にキスをしようとしたのか
思い切り顔を近づけてきた
でもやっぱり
「むーりーっっ!!」
「っ!」
私は咄嗟に間宮を押し返した
その反動で間宮は後ろに倒れて
「お前俺をなめてんのか!」
物凄い剣幕でまた迫ってきた
「私はまだ漆原君と別れたつもりない!
今だって携帯が鳴るの期待しちゃってるし
明日になったらまたいつもみたいに
笑ってくれるかもしれないじゃん!
ちょっとでもいいから期待してるの私は!」
「それならわからせてやる
つーか俺をぜってー好きにさせてやる。覚えとけよ」
「はあ!?」