嫌よ嫌よも好きのうち?
間宮の言葉に私は一瞬息を飲んだ
まさか奴の口から好きという言葉が出るなんて
なんていうか、いつもストレートすぎる
「だから兄貴であるあいつに
お前だけは取られたくなかった
勉強とかそーゆーもんでは勝てねーからさ」
そう言って、間宮は私から体を離した
いざ面と向かって顔を見ると
なんだか恥ずかしくて、目を見れない
「お前にもしまた男ができたら俺はお前を奪い返す
もしまたいつもみたいに俺から逃げたら
無理矢理でもお前を振り向かせてみせる
もしお前が誰かに泣かされたりなんてしたら
そいつをぶっ飛ばす。そんくらい今すげー好き」
「間宮……?」
「黙って俺を好きになれ、バーカ」